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グラフィックアーティストが表現する官能小説

information & intelligence」特別講座(3)

introduction

文章を書くことは誰にでもできることです。
小学校では、作文や感想文を書かされますし、学校を卒業しても会社で書類を作らされる。
それに、手紙くらいは書くでしょう。年賀状でもいいです。自分の話し言葉を書いたって、かまわない。
絵は誰にでも描けるとは言えないけど、文章は書けるんです。音楽もそうですね、誰でも演奏できるわけじゃない。でも文章は書ける。
そういう(勝手な)決めつけで考えると、今のインターネットというメディアは、都合がいい。ほとんが、テキスト情報ですから。メールマガジンなんて素晴らしい表現媒体もありますし。誰でも、自分の文章を発表することができるんですね。

ところが、文章は書けるけど”苦手”という人はいます。
私も20歳後半まで、ほんとに文章が苦手でした。また、何かを書こうという意欲もありませんでした。
ほんとに、年賀状の挨拶文を書く程度でしたね。
なぜかと言うと、学生時代に映像研究室にいまして、ほとんどビジュアル表現だけの毎日だったからです。ですから、文字も映像素材の1つでしかなかったんでしょう。アイディアを練るときも、絵コンテでしたから。

じゃぁ、映像研究室にいた人ぜんぶが、そうだったかというと違うんです。
単純に言っちゃうと、好き嫌いということになってしまうんですが。私の場合は、特に敬遠してましたね。文章を書くことから逃げようとしていました。まぁ、そのエネルギーが映像にプラスされたんだと(都合よく)解釈しています。
そんな私も今では、文章を書く仕事がメインになっています。

”制約”という視点で考えるなら、私にとって文章は制限だらけです。映像は、ほとんど制約を感じません。
だから、今は、”制約”がある方を好んでいるわけです。
何かをわかりやすく理解させたいと思ったら、昔なら映像か漫画などの手法を使います。
でも、今は小説形式でやっています。わざわざ、ストーリーを設定して解説するようなことをやっているわけです。ほとんど、劇中劇ですが。

文章が、なんとなく操作できるようになって、ちょっと欲が出てきた時期がありました。
実は、官能小説を書いてみたいと思ったんです。まぁ、誰でも安易に考えてしまうんでしょうが、ほんとに安易でしたね。でも、挑戦してみたかった。
そして、丁度タイミングよくケータイコンテンツのプロジェクトがあって、その中でやれないかと。
iモードが普及し始めた頃で、ケータイで何か表現してみようというプロジェクトでした。
表現といっても、パケット料金のことを考えるとテキストしか扱えない。
でも、それが好都合だったんですね。

ところが、結局自分ではできなかった。やる気満々でも、ダメでした。
学校の人間だから、周りの目を気にしたのか、それとも官能表現には乏しかったのか、なぜやれなかったのかは自分自身わかりません。とにかく、できなかったんですね。

そんな時、イラストレーターのmovさんが現れた。「やりましょう」と言ってくれたんです。

mov氏の写真

mov 氏のアトリエ*

いくつかサンプルを書いてもらって、これはイケそうだと。しかも、イラストレーターが初挑戦する官能小説というのも新鮮でした。このプロジェクトがきっかけで、文章の制約と表現、そして官能小説とは何なのか、深く追求してみたくなったわけです。

mov氏のイラスト作品

mov 氏の絵画作品*

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今回は映像バージョンのダイジェスト版ですが、一部 RealVideo を使用しています。
視聴には、RealPlayer 8 (フリーウェアのBasicでOK)をご用意ください。

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