Episode-1 自分コンテンツ(個人文化)という発想・10年タイムラインと自分アーカイブ

共感者との出会いを絵で表現したのが下図です。
あなたがデジタルカメラに興味を持ち、熱中した時期を日々記録したとしましょう。この記録は「10年タイムライン」にリンクされます。この記録には、ショップに通い、店員に質問し、パンフレットを収集・比較し、メーカーのホームページを閲覧し、専門雑誌を読み、知人のアドバイスを受ける等、さまざまな体験が凝縮されています。誰でも、あることに熱中したら膨大な情報を収集して頭の中で分析しているはずです。そして、必ず何らかのインテリジェンスを生み出しているのです。日々記録していけば具体的に確認できますから、その情報量に驚くでしょう。

あなたと同じようにデジタルカメラに興味を持った人はたくさんいるはずです。初心者からすでにデジタルカメラを使いこなしている上級者まで、興味のレベルはさまざまなです。あなたがどういうプロセスを得たかで、共感する人も変わってきます。

1)デジタルカメラを買いたい(今まで使ったことがない)
2)ほとんど予備知識がなかった
3)高画質のデジタルカメラに興味があった

例えば、このようなレベルだった場合、共感者も絞り込まれます。

初心者レベル > デジタルカメラの購入を考えている > 高画質のカメラに興味がある

こんな感じに絞り込まれていくでしょう。

解説図

公開してからある程度の時間が経てば、検索によってあなたの公開しているホームページにたどり着き、閲覧する人が出てくるでしょう。ただの素っ気ない記録とはいえ、そこには文章や言葉などでは伝えることができない暗黙知が豊富に含まれています。興味の度合いが強い人ほど、あなたの記録にのめり込むはずです。そして、あなた自身も注目され共感の対象になっていきます。

共感者は、公開されている「自分マップ」を見ることで、どういう人物なのか容易にイメージすることができます。仕事が忙しい人なのか、自由時間を豊富にもっている人なのか、大家族なのか、独身なのか、どんな生活サイクルなのか。通常の個人ホームページでいえば「自分マップ」はプロフィールや自己紹介ページに相当します。でも、名前や趣味などの個人情報は必須ではないと言いました。「自分マップ」は、その人物を一覧することのできるツールとして機能するものなのです。

「自分コンテンツ」はただの記録でしかありませんが、体験の中から創られたインテリジェンスが含まれています。文章や言葉などでは伝えにくい暗黙知を感じることができます。「自分マップ」はそのサブツールなのです。お金持ちの道楽遊びと普通のサラリーマンの趣味はすぐに区別がつきますが、普通のサラリーマンの趣味といってもいろいろなレベルがあるわけです。それは生活を見れば判断つきます。まわりにデジタルカメラに詳しい人がいる環境、ぜんぜんいない環境、近所にデジタルカメラを自由に触れる大型ショップがある環境、まったくショップがない環境、定時に帰宅でき土日も休める環境、いつも残業という環境など、さまざま。同じ趣味を持っても、生活環境で大きく変ります。

1)熱中したことの記録
2)記録した人の生活環境
3)記録した人の歴史

「パーソナル・ナレッジ・ダイアリー」が提供するのは、この3点です。繰り返しになりますが、暗黙知というのは、文章や言葉では伝達しにくい知識情報です。個人的な体験に根ざす「知」といってよいでしょう。もっと分かりやすく言えば、熟練、勘、信念、世界観です。職人の世界では馴染みのあるものだと思います。

この伝達しにくい知識情報を、拾ってもらうのが「パーソナル・ナレッジ・ダイアリー」なのです。


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