FLASH GROOVE 3 Diary

写真:BOOK OFF 店内

3/13(土)〜14(日)晴れ

本の作業、編集担当Tさんとのコラボレーションは続く。
打ち合わせの多い週末になってしまう。(この時期はやむを得ないのだが‥。)電車で移動するたびに BOOK OFF の看板が見えた。どのくらいの店舗数があるのかネットで調べてみたら、839店ある。1号店オープンが、1990年5月だから今年で14年目になるのか。
2件目の打ち合わせまで時間があったので、近くのBOOK OFF に入ってみる。コンピュータ書籍のコーナーに、Flash 3 の本があった。(300円くらいだった。)さすがに一般の書店では見かけないので、手にとってパラパラとページをめくってみた。現在のFlash MX 2004 とは、もはや別物だが、アニメーションワークに関してはそれほど変わりはない。古いFlash を見ていると、総合開発環境へ進化したことを実感するのだ。Flash 3 のシェアウェアのようなお手軽さに新鮮味を感じてしまうのは、なぜだろう。
美少女同人ゲームの作り方〜オリジナルゲームの企画、制作から販売まで〜 」という書籍が発売された。中身を見れば分かるが、これはDirector MX の本なのだ。タイトル、本の表紙を見ただけでは、分からない。なぜなら、Director という文字がまったく無いからだ。美少女ゲームというのが読者向けのキーワードになっているのだが、本の80% は、LINGO によるプログラミングの解説である。この売り方は、実に冒険的だ。気になるのは、書店の担当さんが、この本をどの棚に置くかということである。(本の表紙は、美少女キャラクターを露骨に出したものではなく、”買いやすい”デザインになっている。)Director というツールを盛り上げる1つの切り口だと言えるのではないだろうか。
「ミニゲーム制作に関しては、Flash より‥やっぱりDirector が使いやすいし、格段に優れている」と思っている人は多いのだが、なかなか盛り上がらない。ビジネスとして割り切って、やむを得ずFlash を使っているデザイナーもいるのだ。新バージョン Director MX 2004 で何とか復活してもらいたい、と個人的に応援中である。

写真:Zoomifer for Flashのサイト画面

3/12(金)[午後]曇り一時雨

本の作業、新規追加分および修正分を仕上げる予定。平行して残りの図版も進める。だんだん本を作っているという実感が出てくる。(少し遅いか?)
作業の合間、FLASH MX 2004 のプラグイン「Zoomify」を試してみた。EZ バージョン(残念ながらエクステンションではない)が、フリーダウンロードできる。使用した画像は、このページのカバーイラストだ。画像の幅は、2,400 ピクセルある。わりと大きな画像である。これをグラフィックソフトのように拡大表示したり、スムーズにスクロールさせるわけだ。どんな感じになったかサンプルを見ていただきたい。サンプルが表示されたら、素早くマウスを動かして画面をドラッグしてみてほしい。一瞬、ボケた画像になるが、すぐに綺麗な画像が表示される。(高解像度の画像を細かく分割してXMLファイルで管理する仕組みになっている)ムービーのステージサイズが大きいので、ブロードバンド環境じゃない場合は辛いと思う。ダウンロードに少々時間がかかるからだ。とはいえ、なかなか素晴らしい。午前に書いたM-stage book の「スクロール対応マンガ」を超える使い勝手を提供できるかもしれない。
数百MBの超高解像度画像をFLASH でズーミングさせるデモは、「Zoomifer for Flash」のサイトで公開されている。FLASH MX 2004 プラグインの可能性を十分に感じさせてくれる。エクステンションを紹介するだけで、1冊の本にならないか?

画像:Zoomify のインターフェース

[ビュワー、ナビゲーション、ナビパレットなどの部品はコンポーネントになっている]

写真:M-stage book のサイト画面

3/12(金)[午前]曇り

今朝はそこそこ暖かい。ただ、昼間ほとんど気温が上がらないという予報。つまり、寒い1日になる。午前中は、打ち合わせがあるのでカフェで本の作業。こんな場所でFLASH を使っている人はそういないだろう。ただ、ノートパソコンのバッテリはあと30分くらいで切れそうだ。お店のコンセントを無断使用してバッテリ充電していた人が逮捕されたことを思い出し、「お借りしてよろしいですか?」と店員に頼もうとする。しかし勇気がない。何より自分の図々しさを感じる。後でデジタルコンビニへ行こう。
FLASH でデジタルコミックのプレーヤーを作れないか、という話を3件続けて相談された。水面下で何かが始まっているのか? 例えば、NTTドコモのM-stage book では「スクロール対応マンガ」というコンセプトで上手にアプローチしている。(大昔、デジタルコミックの実験プロジェクトをやっていたので意外に興味があったりする。)木曜の日記で紹介したFLASH MX 2004 のプラグイン「Zoomify」を利用すれば、簡単に作成することができそうだ。集英社「デジタルマンガ賞」のように、紙のマンガとの競合を避け、新しい方向性を見出そうとしている出版社が増えている。デジタルマンガのほとんどは、FlashPlayer、もしくはShockwave Player がプラットフォームになっているので、Webデザイン系ではないクリエーターにもかなり注目されているのである。

写真:FOMA900i

3/11(木)晴れ、強風

強風である。東京は、瞬間最大風速が31.5mという、3月としては観測史上最も強い風が吹いたのだ。よりによって、打ち合わせを集中させてしまったので大変だった。本の作業は、夜からになりそうだ。
標準Webデザイン講座 ActionScript FLASH MX 2004」が発売された。(ActionScript 本は2冊目。FLASH 本のコーナーでも紹介しておいた。)これで、FLASH MX 2004 の書籍は、8冊である。今、作成中の本が11冊目になると書いたが、訂正しておこう。11〜14冊目と幅をもたせておきたい。予想よりも出版ペースがはやいのだ。書店の棚もいよいよ‥混雑してきた。
知人からFOMA P900i を見せてもらう。何なんだ、この高解像度は!と叫んでしまう。視認性、想像以上に高いではないか。100KB FLASH も工夫したものは、なかなか魅力的。自分のFOMA(F2051)が、すごく古びて見えた。5〜6月頃に発売されそうな新機種 P900iV のカメラは、200万画素CCDを搭載するそうだ。900i は、パソコンとUSBでつなぐと miniSDカードのリーダー(およびライター)として利用できるので、外付けハードディスクのような使い方も可能なのだ。(D900i だけは、メモリースティックDuo、大容量512MBのPRO Duoにも対応。)
CATVで流れているアジアニュースを見ていると、韓国とか香港などでも、ケータイで写真を撮ってる様子がわかる。日本と同じだ。ただ、ケータイにカメラなんか必要ない!と思っている人も多いわけで‥カメラ機能などをバッサリと省き、シンプル路線を打ち出しているツーカーのような企業がないと困るのだ。(Webサイトもやけにシンプルだが‥)

写真:スクリプトを解説する図を描画

3/10(水)快晴

本の作業、編集担当Tさんとのコラボレーションは続く。
図版の作業は、Part-4 後半。学校で使うインタラクティブ・プログラミング教材としてのFLASH に大きな可能性を感じているが、実際の現場においてデザイナーが習得すべきものかどうか、未だ疑問が残る。使えないより、使えた方が断然有利なわけだが、ActionScript 習得が目的になってしまい、デザイン表現において‥あっさりと妥協してしまうことに危惧する。スクリプトでやることに合わせてしまっている結果なのだ。(要するに、スクリプトで組めないから、その表現はやめようという発想になっている。)
‥と言いつつ、本では「ActionScript を習得しよう」と説くのだ。
FLASH MX 2004 の3D プラグイン「Swift 3D Xpress」が、発売されている。99ドルだ。FLASH で描画したベクターアートを3D オブジェクトに変換できるエクステンションである。もちろん、FLASH 上で操作する。([コマンド]メニューから選択。)着々とリリースされている「Third-Party Extensions」によって、FLASH MX 2004 の可能性が広がる。今まで、手作業のテクニックとして定着してきたものが、これらプラグインに置き換わり、さらに高度な”手作業”が生み出されるのだ。単に自動化されて終わり、ではなく新しい発想によって、表現がより複雑かつ魅力的になっていくのである。「Zoomify」などは、ズーミングパレットを自分のコンテンツに組み込める、とても便利である。お奨めしておこう。ActionScript を不得意とするデザイナーにとって、1、2万円の出費はそう高くないはずだ。(勉強途中のプログラミングで、不安定なものを納品してしまうより安全といえる。あくまでも限定的な利便性だが。)
USマクロメディアのサイトで公開されているSwift 3D Xpress Tutorial Overviewのムービーは、ViewletBuilder(紙芝居状態なので古いバージョンか?)で作られているようだ。

写真:「ジャパネットたかたの顧客名簿が流出」のニュース画面

3/9(火)[午後]快晴

お昼、「ジャパネットたかたの顧客名簿が流出、30万人の可能性」というニュースが流れる。朝から通販番組は放映を中止しているそうだ。
雑用が重なり、作業、遅れ気味なのが気になる。とはいえ、中途半端な作業は‥最後の最後でドタバタ劇を演じることになるので、注意する。今、作業しているのは、Part-4 後半の図版。Part-4 というのは、スクリプトを学習する章である。初心者にどこまでスクリプトを教えればよいか、意外に悩むのだ。MX 2004 では、もはやFlash 5 の時のような省き方はマズイだろう、という気がする。(これは、過去いただいた読者のメールからも判断できるのだが。)1から丁寧に解説していたのでは、とてもページ数が足りないし、”広く浅く”という紙面になるので実用度も落ちてしまう。教えるポイントを”大胆に”絞り込む必要がある。絞ったポイントは、深く解説するのだ。
「スクリプトを使わなくても、ここまで作れる」という驚きを演出しながら(ある読者層にとっては安心感にもつながる)、スクリプトの魔力についても落とさない。幻想と魔力というのは、商品の付加価値を倍増させる要素だ。但し、「こんなことも出来る、あんなことも出来る」のオンパレードでは、初心者には距離を置かれるし、過度な期待感は信頼性を損ねることもある。まぁ、実践的なチュートリアル形式の本で”幻想と魔力”を盛り込むのは至難の業だが。
テクニック集というのは、わりと売れるのだが、サンプルのクオリティ評価は意外に厳しい。「硬派な実用サンプル」、「かわいく楽しくポップに」、「アート性を高めてクールに」‥等々、ラインナップの色を決めて読者層も定義した方がいいようだ。

写真:NHKオンラインWebサイトの検索欄はここです

3/9(火)[午前]快晴

準備完了、本の作業、お昼頃からスタート。
昨日、NHK教育テレビの高校講座「情報A」の「第14回マルチメディアをつくる(2)」でFLASH を使っていたことを書いた。その際、”第14回マルチメディアをつくる(2)”のページをダイレクトに参照したが、少々まずかったようだ。

NHKが承認した場合を除いて、NHKトップページ以外へのリンクはお断りいたします。 リンクを希望する場合は、 ふれあいプラザのページ(ご意見・お問い合わせ) からご連絡をお願いします。この際、リンクの方式やコンテンツの利用方法等によりご希望にそえない場合があります。

‥という注意書きがあったのだ。
NHKオンライン
のトップページからから、”第14回マルチメディアをつくる(2)”のページへ行くには以下のように操作してほしい。

1)トップページ上部にある検索欄に
 「マルチメディアをつくる」と入力して[GO]ボタンをクリックする
2)一番上の検索項目をクリックする
3)コンテンツページの表から
 「第14回 マルチメディアをつくる(2)」を選ぶ

ハイパーリンクはダイレクトに参照できるのですごく便利なのだが、NHKにメールで問い合わせるのが面倒だったので、とりあえずの処置‥である。
google などのサーチエンジンで検索すると、フレーム構造などは無視されて、ある一部分のページが出てくる。(実は、NHKオンラインの高校講座ページもそうであった。googleの検索欄に「マルチメディアをつくる(2)」と入力すると、ズバリ!参照したいページが表示される。)最悪の場合、リンクなしの本文ページだけ、といった形で抜き出されてしまうのだ。この対策として一般的なのは、グローバルアイコンである。トップページに(相対ではなく)絶対リンクする小さなアイコン(ロゴマークなど)を各ページに付けておく。部分ページが抜き出されていても、本体‥つまりトップページに行けるのである。
まぁ、リンク作法というのは常に議論されているテーマだが、ちょっとだけ‥ぼやいてみた。道路交通法の制限速度のようなもの、と言ったら飛躍しすぎか。

写真:図版の作業画面

3/8(月)快晴

とにかく乾燥した1日。喉に若干の違和感あり、午後の湿度は20%くらい。(東京は12%という3月としては観測史上2番目のカラカラ天気だったらしい。)体調管理には、「最新の全国気象データ」が便利である。
本の作業、編集担当Tさんとのコラボレーションが進んでいく。自分で書いたものは、(作業中において)なかなか俯瞰して見直すことができないので、情報が抜け落ちていたり、(逆に)不必要に長々と書いていることが多々ある。そんな時、編集さんにジャッジしてもらうのだ。本にはページ数という制限があるので、妥協との戦いになる。本の厚さや価格など、商品としての条件も加味する必要があり、なかなか大変なのである。
引き続き、図版作業ドローイング・ハイの状態が続く。(半日しか使えなかったが‥)
本に付属するCD-ROMには、レッスンを解説したチュートリアルムービーが収録される。要するに、操作手順を動画でみせる教材である。本は、紙なので読み取り方は読者に委ねられている。適当に飛ばして流し読みすることもできるし、1ページを(時間を気にせず)いくらでも見ていることができる。チュートリアルムービーは、時間編集の世界だ。つまり、制作者が意図する”時間”、タイミングというものが存在する。まさにタイムラインという概念があるのだ。ビデオに近い特性を持つから、どうしても時間の意識からは逃れられない。もちろん映画やドラマではないから、鑑賞行為とは異なる。極論になるが‥むしろアダルトビデオの利用価値に近いものがある。再生を一時停止させたり、巻き戻す機能がとても重要だ。
本の付録としてチュートリアルムービーを付ける意味は、相乗効果である。本には、自由に持ち歩けるという携帯性があり、チュートリアルムービーには(メリットとしての)拘束性があるのだ。
NHK教育テレビの高校講座「情報A」を見たら、「第14回マルチメディアをつくる(2)」(NHKオンライン)でFLASH を使っていた。しっかりActionScript にも触れている。(NHKで取り上げているのだから‥)高校でFLASH を使っているのか? と思って調べてみたら、意外に使われているのことに驚いた。Flash MX 2004 のエデュケーション版は、12,000円だから高校生でも個人で買える。(当然、親が買うわけだが。)プロフェッショナル版でも、18,000円である。よく考えたら、FLASH というアプリケーション、インタラクティブメディア学習用の教材として意外に適しているかもしれない。ん?そういえば、高校の先生から本についてのメールをよく頂いた。なるほど、授業で使っていたのか。今、気付く。(不適当な返信をしていたかもしれない、申し訳ない‥。)

写真:日曜日の青空

3/6(土)晴れのち曇〜 7(日)快晴

昨日の夜から遅れている作業分を仕上げる。土曜は、別件の書類作りで時間を消費する。日曜、海側の作業場へ移動。雑用が発生しながらも、そこそこ進む。若干、遅れているが月曜でなんとかなるはずだ。
本の付録ページ執筆をスムーズに進めるため、資料を準備しておく。(本文の図版作業が終わっていないので優先順位を無視した行動だが‥若干の気分転換である。)書類を整理していたら、昨年書いた雑誌の企画書が見つかる。どこかに持っていこうと思い、忘れていたものだ。新しい切り口のWebハイブリッド・デザイン系のマガジンについて企画したもの。この時、モデルケースとして添付した資料の中にソフトバンクの事例があった。今、コンビニに並んでいるビジネス誌でも特集されていたが、なかなか面白いのだ。
今から22年ほど前の1982年5月、「Oh! PC」と「Oh! MZ」という雑誌が創刊された。日本ソフトバンクが後発ながら急遽、出版界に参入し、出したものだ。創刊時は発行5万部で、約4万部が返されるという大赤字(1ヵ月で2,000万円の赤字)だったが、約半年後、大博打をうって大成功、「Oh! PC」を10万部刷って3日間で完売させた。(雑誌のTVCMをひっきりなしに流したのだ。スポット料は、6,000万円。)黒字に転換後は、「Oh! HC」「Oh! FM」「Oh! 55」「Oh! PASOPIA」「Oh! 16」「Oh! hitbit」などを発行、月刊誌4誌、季刊誌4誌となり、1985年、同社の出版分野は年商25億円となる。出版界に参入してから、約3年でここまで成長。この当時は、メーカーごとにパソコンの規格が異なり、ほとんど互換性がなかったので、機種ごとに専用の雑誌を作るメリットがあり、ニーズも高かったのだ。後発だったので、パソコン総合誌では勝てないという判断で試みた手法だった。
参入のきっかけは、同社が某雑誌(多分、A誌)に広告を載せようとしたところ拒否された、ということらしい。それなら、自分で雑誌を出してやる、という‥。
資料整理中に出てきた企画書を見ていたら、”雑誌をインターフェースにする試み”という記述があった。この日記で”本をインターフェースに〜”と書いたことがあるが、同じではないか。自分で書いた企画書だから、当然なのだが、すっかり忘れていた。人間の記憶というのは、実にいい加減である。(記憶を適当に排除するのは、脳にはやさしいことだが。)

写真:作業中のパソコン画面

3/5(金)晴れ

引き続き、作業。(というより、やっと‥本格的に作業を始められた状態。)追加レッスンの作成が終わり、Part-4の図版、各章のカバーデザインを進める。
LANケーブル断線で作業中断、集中すると何かトラブルが起こるという、なんとも不思議な偶然。まぁ、素直に受け入れるしかないのだ。山を下り、家電量販店へ。
先月末「デジタルステージとマクロメディア、誰にでも Macromedia Flash サイトが構築可能な コンシューマ向け新ソフトウェアの開発支援にむけ、協力体制 」というプレスリリースが発表されたのはご存じだと思う。デジタルステージという会社は、あのヒット商品「motion dive」(VJソフトウェア)を作ったところだ。”コンシューマ向け”のFlash ミドルウェアというのが、大注目なのだ。価格の安い Flash の軽量版を出すのではなく、こういったコンストラクション系で対応するという判断に注目したい。
デジタルステージが開発中の「Site*」は、Flash で作成したデザインパーツ(SWFファイル)を「カートリッジ」と呼ばれるプラグイン で扱うという仕様で、Flash 上のオーサリング作業で四苦八苦しなくてもよい環境を提供してくれる。いつの間にかスクリプト習得が目的になって、表現に妥協してしまう、という状況に陥っているデザイナーには、待望といえる環境かもしれない。
デジタルステージの「LiFE* with PhotoCinema」を見れば、どういうツールなのか想像がつく。同製品のプラグインを自作できる「Style Set BUILDER」は、とても面白い。Flash のSWFファイルを部品として読み込んで定義していくのだ。(開発キットなので、Flash 中級者以上でないと扱えるツールではないが。)
Flash を活用したソフトウェア開発はとても可能性があると思う。(特にコンストラクション系。)シェアウェアでも実用的なツールが出てきそうだ。現在開発中のコンシューマ向けFlash ミドルウェア「Site*」、大いに期待したい。
本のコラムにも少し書いておこう。

画像:本の章カバーイラスト

[本の章扉はもちろん印刷用データだが、実はアニメーションにもなっている‥ベクトルデータの流用性]

写真:書店のコンピュータ関連書籍コーナー

3/4(木)晴れのち曇り

昨日に続いて、今日も外出。夜まで作業できず。金、土、日は、スケジュールを真っ白にしてあるので、なんとか挽回できると思う。時間割、逆算、逆算である。
エクスメディアから「超図解 Flash MX 2004 for Windows & Macintosh」が発売された。これで、FLASH MX 2004 の書籍(和書)は、7冊目。噂では、今月中にあと3冊ほど出るようなので、予測通り来月には、10冊となる。(‥はず。)
6駅ほどまわる予定があったので、空いた時間、駅周辺の書店(中規模〜大型店)を覗いてみた。結果的に10店ほどまわった。全店にFLASH 本のコーナーがあったが、棚はびっしり‥もう飽和状態である。FLASH MX 2004 本は平積みされているが、近いうちに棚に入る。つまり、(他のコーナーを縮小しない限り)棚から押し出される本が出てくる。こういう状態になると出版社の営業さんがいかに書店をまわれるか、という機動力も深く影響してくるのだ。神保町の三省堂などは、売り場担当さんの手作りPOPが付けられていて、わりと古い本でも目立つ場所に置いてくれている。(余談だが、まわった10店のうち4店に、前々書である「速習Webデザイン FLASH5」があった。これだけ古い本になると‥もはや売れる、売れないというレベルではなく、何か特別なアタッチメントでウォッチしたくなる。)
編集担当のTさんから、権利処理に関するメールが届く。アニメーションに効果音を付けるというレッスンで著作権フリーの素材集を利用していたのだが、(著作権フリーとはいえ)FLAファイルを配布することは規約違反となる。なぜなら、FLASH の場合(読み込んだサウンドを)WAVファイルで書き出すことが可能なため、2次使用と見なされるからだ。パブリッシュしたSWFファイルの配布は問題ないが、FLAファイルは違反。発売元の会社に問い合わせて、どう対応したら良いか相談しなければならない。
さて、この本ではどう対応させていただいたか? それは、実際に完成した本を見ていただきたい。(まぁ、とにかく無断配布はダメ、発売元にご連絡、である。)

写真:チュートリアルムービーのサンプル

3/3(水)[午後]曇り時々晴れ

いよいよ、本作業が始まった。編集、ゲラチェック、下版、見本、発売のスケジュールが決まり、予定通り消化していくことになる。春発売である。(発売日はまだ書かない方がいいだろう‥)各工程の締切日を書いて壁に大きく貼っておく。これからの1ヵ月は、逆算生活である。常に終わりから判断していく思考を心掛けるのだ。
チュートリアルムービーの作り方で若干悩んでいることがある。ムービーの画面サイズを800 x 600 ピクセルにしているのだが、FLASH にとってはあまりに狭すぎて、パネルを閉じたり、画面をスクロールさせたりと‥少々騒がしい解説になってしまうのだ。(参照:操作を記録しただけのサンプル[記録時間5分/2MB])画面サイズを大きくすると、1,024 x 768 のディスプレイで見る人が辛くなる。ムービーのデータサイズも大きくなる。
縮小表示は絶対に避けたい。(1,024 x 768 で記録して800 x 600 サイズに縮小する方法。)アンチエイリアスがデメリットとなり、画面全体がねむくなる。(要するにボケてしまう。)しかも、データサイズは減らない。増えてしまうこともあるのだ。
”見づらい、分かりにくい”という問題にはなっていないので、さほど神経質になる必要はないのだが‥。「チュートリアルムービーなんて、本の付録じゃないか」という妥協も多少受け入れながら、それでも‥可能な限り、完成度を上げたいという‥まぁ、理想である。(ん? まずい。チュートリアルムービーより、本の作業を優先しないと。声に出して言おう、優先順位、優先順位、である。)
午前中に書いたNTTドコモの「FOMA 900i」、なんと一時販売中止になってしまった。「端末の電源を入れて、画面が完全に立ち上がる前に折り畳むと、電子メールの自動受信ができなくなる」という不具合が見つかったのである。たしか、503i を買って大絶賛のレビューを書いた後、すぐに不具合が出て回収騒ぎになったことがある。絶賛しない方がいいのか? ちなみにFOMA 900i は、すでに68,000台が販売されているそうだ。

写真:雑誌のページ「100KB Flash」

3/3(水)[午前]曇り時々晴れ

今日こそは‥ということで、昨夜までに雑用を済ませて、早朝から作業準備。
NTTドコモの「FOMA 900i」シリーズから、ブラウザに読み込める最大のファイルサイズが、100Kbyteになったので、Flash アプレットの表現力が飛躍的にアップすることになった。(NTTドコモ[iモード向けFlash 概要]参照。)505i は20Kbyteなので、どうにもならなかったのだ。(インライン再生時は、HTMLや画像など他形式のファイルとの合計で20kbyteという制限だった。)900i からは、ほんとうにFlash らしい魅力的なコンテンツがどんどん登場している。Flash で作られていたのに文字ベースだったウェザーニュースや道路情報が、綺麗なグラフィック、アニメーションでよりテレビに近い表現を実現している。注目する点は、ポップアップメニューを使って選択数(クリック数)を減らしたことだろう。使い勝手が向上したのだ。900i では、iモード対応HTML 5.0 となり、Flash の表示サイズ指定も可能になった。
実は、900i から iMenu(iモードのトップページ)もFlash で作られている。今まで疑問符が付いていたiモードFlash もやっと火がつきそうだ。
試しに、本のレッスンサンプルを(仕様に沿った内容で)100Kbyteにしてみた。端末で確認していないが、もしこれが問題なく再生できるなら、驚きである。本のサンプルムービーが携帯電話で見られるのだ。ミニ・リファレンスが提供できるではないか。
例えば、505i で100kbyte のFlash を読み込んでいたら、請求額で悲鳴を上げてしまうが、パケット料金の安いFOMA なら、なんとか許容範囲といえる。自分の場合、503iではパケット料金を2万円ほど支払っていたのだが、FOMAに変えたら半分以下になった。ケータイ日記で毎日何通も画像データを送信しているのに無料通信分が余るくらいだ。
さて、ここまで条件がそろってくると、1冊の本として成立してくる。100KB Flash となれば、技法論にも触れることが可能だからだ。「なんだ、FOMA 900i だけの話じゃないか」という声も聞こえてくるが、iアプリが初登場したときも、そういう議論はあった。市場に必要とされるテクノロジーなら早々定着していく。(受け入れられなかったら自然消滅する。)実用度は低いが、可能性の魅力というのは、作り手の購買層を大きく動かすのだ。是非とも、ショールームなどで 900i のFlashコンテンツを見せてもらい、可能性を判断してみてほしい。(過度の期待はせず‥あくまで20k Flash との比較で。)
本の付録ページの原稿にちょっとだけ100KB Flash のことを書いていたのだが、気が付いたらサンプルムービーまで作っていた。こんなことをしている場合じゃないのだ。何のために早起きしたのか‥優先順位を間違った。とにかく、図版、図版‥である。

写真:雑誌「FOMA 900i シリーズのすべて」

[視覚表現だけではなく使い勝手も向上させた100KB Flash!まず人気が出るのは実用サービスとお色気コンテンツだ。]

画像:本のレッスンサンプル

3/2(火)[午後]曇りのち晴れ

本の作業、夕方からスタート。結局、いろいろ予定が入ってしまった。
引き続き、Part-4 の図版。初心者に分かりやすく‥と意識しながら作図しているのだが、シンプルにする形で落ち着く。解説したいことは山ほどあるのだが、全部解説すると、引き出し線だらけの図になってしまう。(もしくは図の点数が多くなりページ数が大幅に増えてしまう。)だから、やむを得ず内容をカットしていく。あまり良い言い方ではないが、「どこを教えないか」という判断に近いのである。
レッスンに使えなかったイラスト画およびアニメーションクリップを整理する。こういうのは、CD-ROMのおまけサンプルとして収録することにしよう。
今、発売されているweb creators で「Flash とWebデザイン」(および「歴史から学ぶWebデザインレイアウト」)について書いた。もう一度、ベーシックデザイン、そして古くから支持されてきた技法を振り返ってみよう、という主旨だ。
記事の内容とはぜんぜん関係ないが、ここに monkey を登場させている。媒体初デビューである。今後も(媒体問わず)あちらこちらで見かける、と思う。古くさい言葉で言えば、メディアミックスをやっているのだ。今、作成している本には、ほぼ全編登場するので、店頭に並んだら手にとってパラパラ見てほしい。
web creators の「現役Webクリエーター96人が参考にしたオススメ本30」というページに「速習Webデザイン FLASH5」が紹介されていた。実は、この本、まだ動いている(売れている)のである。MX 2004 の本も出揃ってきたので、引退間近だが、とても長生きしている。著者としては、嬉しいことである。感謝、感謝の気持ちを忘れずに。

写真:web creators の記事

[web creators 4月号(MdN)日進月歩の今だから、ベーシックデザインを再学習]

写真:RoboDemo の製品ページ画面

3/2(火)[午前]曇り

昨日書いた「RoboDemo」だが、少々情報が混乱していたので、整理して以下に記載。なぜ現在、在庫切れになっているのか、なんとなく理解できる。

1)Macromedia は、2003年12月19日、eHelp Corporationの買収が完了したことを発表した。
2)国内でも「Macromedia RoboDemo」という Macromedia ブランドに変更される。(現在、日本サイトではまだ発表されていない。)
3)2004年4月以降、マクロメディアオンラインストア、正規販売代理店、認定製品取扱店を通じて購入できる。(現在は、旧 eHelp 販売代理店であったネットワールド社を通じて購入可能。)

Macromedia 社は、今後、ヘルプシステムやトレーニングソフトウェアに力を入れていくようで、RoboHelp 、RoboDemo のテクノロジーとブランドが欲しかったようだ。たしかに、アプリケーションなどのヘルプシステム制作の仕事は増えている。この買収によって、RoboHelp と Dreamweaver の連携も期待できるので、eラーニング業界とは密接になると思う。

写真:雪が降った!最高気温2度

写真:RoboDemo の製品ページ画面

3/1(月)雨のち雪

寒い!とにかく寒い。お昼前から雪が降っている。(初雪だ。)午後2時の気温、なんと2.5度である。深夜1時頃の気温より9度も低い。昼間の方が、寒いというのはどういうことだ。暖冬なので油断していた。
図版の作業、今日からしっかり時間をとって進めていく。残っているのは、Part-4 アクションワークの図版だ。Part-5 (パブリッシュ関連)は、レッスンが2つしかない。(この本は、Part-5まで。)
FLASH MX 2004 の本、国内では(今のところ)6冊出ている。来月半ばには、10冊をこえる見込みだ。海外では、すでに46冊も出ている。これが、メジャーソフトのマーケットパワーなのか、と痛感させられる。「Macromedia Flash MX 2004 Magic」という本が良さそうだ。もしかしたら、すでに翻訳版の作業が進んでいるかもしれない。現在、一番売れているのが「Macromedia Flash MX 2004 ActionScript : Training from the Source」である。
一昨日、チュートリアルムービーの作成に「ViewletBuilder 4」を使用していると書いたのだが、「RoboDemo」はどう? というメールをいただいた。興味深いのは、マクロメディア社のサイト(製品ラインナップのページ)で紹介されていることだ。(USのサイトでは、なんと「Macromedia RoboDemo 5」として売られている。)このソフトは、RoboHelpの開発元であるeHelp Corporation の製品である。RoboDemo からFlash を起動させることも可能で、うまく統合されているようだ。価格は、製品版が46,000円。eラーニングに関係している人にはお薦め。(特にFlash を使って教材を作っている人。)ちなみに、SCORM/AICC に対応しているRoboDemo eLearning Edition は、77,000円。
‥と思ったら、価格が変わっていた。(上記の価格は昨年10月のもの。)現在は、RoboDemo 5 日本語版が、80,850円。(えっ? こんなに高くなってる。)しかも、すべて在庫切れだ。けっこう売れてる? RoboDemo eLearning Edition は見当たらない。


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