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緊急レポート:plasmaによるセルタッチ・アニメーション制作

説明が遅れてしまいましたが、Flash レンダリングのスタイルには[カトゥーンシェーディング]、[フラットシェーディング][グラデーションシェーディング][ワイヤフレーム]の4種類があります。[カトゥーンシェーディング]は前述した通りです。今度は[フラットシェーディング]です。Flash レンダリングの中で最も、アニメタッチ(シンプソンズのようなコミックタッチ)に融合可能な仕上がりだと思います。

これは、塗りつぶしのタイプを[平均]にしたものです。マテリアルの拡散反射カラーをもとに、平均化された色で塗りつぶされます。

画像:フラットシェーディングによるレンダリング1

[ストローク:アウトライン/ディテイルライン/交差ライン
[塗りつぶし→タイプ:平均
[塗りつぶし→タイプ→オプション:シャドウ
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塗りつぶしのタイプを[フラット]に変更しました。セルタッチのWebアニメーションに一番適していると思います。サンプルアニメーションはわずか 56KB です。[カトゥーンシェーディング]の場合、[バンディング]をONにしたもの(アニメーション)は、120KB 、OFFにすると 60KB でした。

画像:フラットシェーディングによるレンダリング2

[ストローク:アウトライン/ディテイルライン/交差ライン
[塗りつぶし→タイプ:フラット
[塗りつぶし→タイプ→オプション:シャドウ
[ Flash(SWF)アニメーション:56KB
*

最後は[グラデーションシェーディング]です。[スムーズカトゥーンシェーディング]の[バンディング]と違い、グラデーションですから、とても滑らかな階調になります。データサイズも大きくなるかと思っていたのですが、なんとサンプルアニメーションは、68KB です。[カトゥーンシェーディング]の[バンディング]をONにしたもの(120KB)より、ぜんぜん小さくなります。

これは、塗りつぶしを[放射]に設定。各領域に Flash の放射状塗りつぶしが適用されています。このクオリティで、アニメーションのデータサイズが、たったの68KB というのは驚きです。Webアニメーションとしても使えるかもしれません。

画像:グラデーションシェーディングによるレンダリング1

[ストローク:アウトライン/ディテイルライン/交差ライン
[塗りつぶし→タイプ:放射
[塗りつぶし→タイプ→オプション:シャドウ
[ Flash(SWF)アニメーション:68KB
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塗りつぶしを[線形]に変更してみました。絵の雰囲気が濃厚になりました。[放射]よりは、データが複雑ですから、倍くらい大きくなっているかな‥と思いながら、確認すると、これも驚き。サンプルアニメーション、1.2MB もありました。倍どころではありませんでした。メッシュ表現の各三角形にFlash 線形塗りつぶしが適用されるようです。この重さでは、Webアニメーションは厳しいですね‥。

画像:グラデーションシェーディングによるレンダリング2

[ストローク:アウトライン/ディテイルライン/交差ライン
[塗りつぶし→タイプ:線形
[塗りつぶし→タイプ→オプション:シャドウ
[ Flash(SWF)アニメーション:1.2MB
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Flash レンダリングの3つのスタイル[カトゥーンシェーディング]、[フラットシェーディング][グラデーションシェーディング]について確認しました。前半で、『カトゥーンシェーディングを徹底的に追求‥』などと、言ってしまいましたが、メインは[フラットシェーディング]になりそうですね。[グラデーションシェーディング]の[放射]塗りつぶしも意外に使えることがわかりました。(大きく表示すると問題かもしれませんが‥。)

[ワイヤフレーム]は、アウトラインになるだけなので割愛しました。(※[ワイヤフレーム]、思ったよりデータサイズは小さくなりませんでした。)Flash MX に読み込んで、着色していくことも可能です。塗り絵のように作業することができます。

画像:ワイヤフレームでレンダリングしてFlashで着色

[ワイヤフレーム]のレンダリング中、下のようなアラートが表示されました。plasma が終了してしまうわけではありませんが、レンダリングの表示ができません。クローン機能でオブジェクトを複製すると、ダメのようです。通常のコピーだと問題ありません。(※これは[ワイヤフレーム]レンダリングだけの問題です。)

画像:ワイヤフレームのレンダリング時に表示されるアラート

Flash レンダリングは、SWFファイル以外に、File Format Importer for Macromedia Flash をサポートする「SWFV」ファイル、Adobe Illustrator の「AI」ファイルに対応しています。

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プレイステーション2用のレースゲーム「auto modellista」(カプコン/8月22日発売)は、ご存じでしょうか? たしか、現在テレビCMで放映されているはずです。このレースゲームは、車や背景が、セルタッチで表現されています。さらに、勢いを表現するために、劇画の効果線も表示しています。もちろん、ムービーではありませんからリアルタイムにレンダリングして表示しています。Flash の場合も(2Dですが)同じですよね。

plasma で作成された3Dアニメーションも、SWFファイルになるわけですから、リアルタイムにレンダリングして表示するのは、Flash Player の仕事です。plasma を触ってみて感じたのは、リアルな表現はやはり厳しいということです。適しているのは、ベタ面の領域が大きい[フラットシェーディング]の塗りつぶし[フラット]です。リアルな表現をするなら、Shockwave 3D の方がよいでしょう。軽快に動作します。

これで、Flash と Director の差別化が成り立っているのですが‥。Flash の場合、あくまで 2D、しかもプレイステーションのようにハードウェアが固定していません。4、5年前のパソコンを使っている人もいます。ほとんど動かないということもあります。反対に最速のマシンでは、動きが速すぎるということもあるでしょう。どんなにムービーサイズを小さくしても、フルアニメーションというのは、得策ではないことが分かると思います。

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第3回「ウェブアニメーションの可能性」[2002.7.16]

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