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緊急レポート:plasmaによるセルタッチ・アニメーション制作

combination of Flash and plasma

突然のレポートで驚かれたと思いますが、今回は影響が大きそうなので第3回講座のなかに追加しました。先月、発売されたばかりの「plasma」は、Flash の3D表現に威力を発揮する強力な連携ツールです。今回は「plasma」と「Flash」でどんな表現が可能になるのかレポートしていきたいと思います。

まず、マクロメディア社と3Dソフトについて見ていきます。マクロメディア社は、合併・吸収を数多く続けて現在に至ります。下図をご覧ください。マルチメディアブームの頃、クリエーターとして仕事をしていた人には超有名なマーク・キャンター氏が創設したマクロマインド社が最初です。まず、パラコンプ社と合併します。ここで、マクロマインド パラコンプ社となります。そして翌年、オーサウェア社と合併。マクロメディア社が誕生します。その後は、下図の通り、多くの企業を吸収していきます。

図:マクロメディア社の歴史

[マクロメディア社の歴史]

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パラコンプ社が開発した「Swivel 3D」は、Director を使っていたデザイナーに高く評価され、急速に普及しました。もう‥マルチメディアコンテンツの3D表現といえば、Swivel 3D とDirector の連携作業が主流になっていたんですね。当時のCD-ROMマガジンなどを見ると、ほんとに多くの作品があり、いかにSwivel 3D が使われていたか分かります。重要なポイントは、グラフィックデザイナーなどにもよく使われていたということです。

Swivel 3D → Director

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マクロメディア社の最後の3Dソフトは「Extreme 3D」です。これは、MacroMind THREE-D とMacroModel が合体したソフトでした。(MacroMind THREE-D には、「FireWorks」という画像処理ソフトが付属していました。自動処理が可能な大変便利なソフトです。もちろん、現在の「FireWorks」とは別物。)大幅に値下げをして、がんばったのですが、あまり普及しませんでした。価格が安くなった分、3D初心者が飛びつき、失敗したという話もありました。29,800円というと、初心者向けのソフトと思われてしまいますよね。(そう考えると、Flash MX の価格はいい線引きができているのかもしれません。書籍は売れなくなりますが‥。)shade などは、うまくバージョン分けしていると思います。

マクロメディア社の最後の3Dソフトは「Extreme 3D」

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Flash 3あたりからユーザーが急激に増え、3D表現を取り入れた作品が増えてきました。ただ、そのほとんどは、3Dぽく表現したものでした。まだ、ベクトルグラフィックに対応した3Dソフトがなかったからです。昔から、Director を使っていた人は、Swivel 3D のような連携ソフトが早く登場してほしいと思っていたはずです。Extreme 3D のこともあるし、マクロメディアからは出ないだろうと思っていましたが。(Web関連ソフトを強化していましたし‥。)

2000年、遂に登場。Electric Rain 社の「Swift 3D」です。高性能ベクトルグラフィックス・レンダリングエンジン「Ravix II」というテクノロジーが、ベクトルの3D表現を可能にしました。この3Dソフトの登場によって、Flash による本格的な3Dアニメーション作品がどんどん公開されるようになりました。ほとんどは海外のサイトでしたが。(余談ですが、Ravix II は Strata 3D にもライセンスされています。)

遂に登場したElectric Rain 社の「Swift 3D」

同年7月には、アドビ社とWebソリューションの提供における提携を発表し、「Adobe LiveMotion」とのコラボレーションをアプローチしていました。‥が、現在の商品構成は以下の通りです。「Swift 3D Importer for Flash MX」も発表されています。Swift 3D v2 は、国内販売店で買うと、22,000円です。とても魅力的なソフトですが、英語の不得意な人にはやや辛いかもしれませんね。

Swift 3D v2[standalone tool for 3D Flash]-$159
Swift 3D MAX[3ds max plug-in for 3D Flash]-$295
Swift 3D LW[LightWave 3D plug-in for 3D Flash]-$295
Swift 3D XSI[Softimage XSI plug-in for 3D Flash]-$475

SWFフォーマットを核にして、その周辺が賑やかになってきたと捉えればよいと思います。(あくまでFlash を中心に置いた場合です‥。)もはや、LiveMotion も競合ではなく、ミドルウェアとしてのポジションが確立してきたようです。とにかく、WebメディアにおけるSWFフォーマットが重要になっていると捉えていきましょう。

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Flash + plasma という連携は、新しい扉を開く可能性を持っています。plasma が、Flash 3Dコンテンツ制作、Web 3Dデザインという分野に絞ってアプローチしている点は見逃せません。グラフィックデザイナー、Webデザイナー向けの使い勝手の良い3Dソフト(日本語版だということも重要)が、やっと登場したと言ってよいでしょう。3ds max のノウハウも吸収できますから、市販書籍などもある程度参考になり、エバンジェリストの登場も期待できます。

Swift 3D が登場して、大量に公開されたFlash による3Dアニメーション作品には、大きな問題がありました。それは”重たい”(データサイズが大きくなる、という問題も含みます)ということです。単に変換しただけでは、キーフレームの固まりになりますので、大変なことになってしまいます。

フルアニメーションは、ビデオメディアには適していると思いますが、リアルタイムに計算して表示するFlash アニメーションには荷が重すぎるのではないでしょうか。今回は、この点に注意しながら、plasma との連携を模索していきたいと考えています。

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第3回「ウェブアニメーションの可能性」[2002.7.16]

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