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実験的な試みとして、「4-2.Flash アニメーション・スタジオを設立する」を実演中継という形式で進めていきます。(特別講義・第12回「モーションディスプレイ制作の中継1」、第13回「モーションディスプレイ制作の中継2」と同形式。) アイディアからコンテ、描画、サウンド、アニメーションまでの作業をテキストとSWFファイル(作業過程)で公開していきます。この試みは、前回同様、クリエーターの方々の仕事を”プロセス”として紹介させていただく講座企画の実験として進めるものです。「作品ができるまで」を紹介するメイキング物の新しい形です。 尚、講義の音声バージョンも参照できるようにしていきます。講義「4-2.Flash アニメーション・スタジオを設立する」の参考ページも随時更新されます。
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[2002.9.15]制作日記スタート! いよいよ始まりました。この日記は最新がページの下になります。 先週のキックオフ・ミーティングに参加。詳細が分かりました。「Webisode」なんてジャンルがあったんですね。Webとepisodeの造語ですが、検索するとたくさん出てきます。代理店の話しだと、あまり儲かっていないようです。アートぽさが持つカッコいい感じは、一般向けのエンターテインメントにはならないんでしょうかね‥。とにかく、Flashでプロトタイプを作ることになりました。ソフトは何を使ってもよいけど、最終的にFLA ファイルで納品ということになりました。さて、どう進めていくか‥。 代理店の担当さんは、かなりサウンドにこだわっていました。サウンドで失敗して、陳腐になってしまった作品が多かったということですが‥。どうなんでしょう、データサイズのことを考えると。ただ、個人制作において、サウンド(音声、効果音、BGM)というのは大きな壁なんですよね。音楽に長けている人でも、けっこう大変だと思います。たしかに、ラジオドラマみたいに完成度のあるサウンドを使えれば、多少、絵数が少なくても、商業作品として持っていきやすいかもしれません。(もちろん、内容次第ですが。) 今回はサウンドにこだわってみましょうか‥。とりあえず、素材の確認。作曲なんてできませんからね。私のように、音楽作りの経験がない人は、ACID のようなソフトは有り難い。ロイヤリティフリーの素材集もいくつかあるので、なんとか進めてみようと思います。 |

[ループシーケンサー「ACID」と音源集]
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[2002.9.16]アイディア出し 今日からストーリー作りを始めています。 余談ですが、「TAMALA 2010」のプロモーションが始まったようです。広告も出始めています。掲載メディアは、音楽系ですね。今発売中の「Fine」の裏は全面です。こういう雑誌に広告を載せるということは、ただの可愛いアニメじゃありませんね。毒々しいシーンもありますが、やはり音楽に力が入っているようです。 そういえば、代理店の担当さんも、音楽プロダクションとのタイアップが重要と言ってました。どういう戦略でアプローチするのでしょう? (次の打ち合わせで聞いてみよう。)制作者側の視点から見た「TAMALA 2010」の興味深い部分は、Adobe Illustrator のベジェで描いているということですね。最終的に、AfterEffects で編集しているんですが、描画はベクトル。だから、ポスターとかグッズにデータを流用しているようです。 以前、郵送されてきたAffter Effects のチラシに「TAMALA 2010」の動画が載っているのですが、これだけ動いていて、Adobe Illustrator のベジェで描いているというのはすごい。2Dフルデジタルといっても、かなりの手作業。個人制作している人には励みになりますね‥。劇場用のアニメでもOKなんだと。 |

[音楽系のメディアでプロモーション中の劇場アニメTAMALA2010]
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[2002.9.17]サウンドコンテに挑戦! ストーリーは、なんとなく出来てきました。今はラフなコンテを描いています。いつもなら、すぐに絵を描いて、いきなりFlash でオーサリングしていくのですが、今回は”音”重視で進めるつもりです。(といっても、音を作ることはできないので、素材集に依存してしまいますが。) 午後からは、早速 ACIDでストーリーを組んでいく作業に入りました。ショット、シーン、シークエンスのアイディアを文字で表し、ACID にタイミングを挿入していきます。 |

[ストーリーに沿ってタイミング出し、ACIDでラフに組んでいく]
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音にあわせて軽快に動くアニメーションは、Webでは敬遠されていますが、今回はあえて挑戦してみます。ストリーミングで公開しますから、時間軸が崩れることはありませんが、絵がどういう感じで飛ばされるか‥。逆に言えば、多少コマ飛びしても、支障のないコンテを切らないといけませんね。 実は、ACID はバージョン3になって映像も処理できるようになったのです。私が使っているのは、「ACID MUSIC 3.0」で価格も1万円前後。(プロバージョンは高いです。)絵コンテをスキャンして、Flash に読み込んでラフに組み、QuickTimeムービーとして書き出します。このムービーファイルをACIDのビデオトラックに読み込んで、音をつけていくと効率的です。 私はMacユーザーなのですが、この作業はWindowsです。ACIDにMacバージョンはありませんので。Macなら「Ableton Live」というループシーケンサーがあります。 |

[ ACID で音を重ねていく、絵のイメージはまだ頭の中]
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音に厚みを出すために、とにかく重ねました。BD(バンドデシネ)方式ですね。バンドデシネって、フランスのコミックのことですが、音の手法として、よく出てくる言葉。雨音でも4種類くらいの素材を重ねて、遠近感を出してみました。こんなことは、とてもFlash ではできませんからね。音の素材集に依存しているのが辛いんですが、それらしくなってきました。(単にお金の問題ですからね。音は個人制作の壁です。) Next Page!! |

[音源集に収録されている音素材をどんどん重ねていく]
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![第3回「ウェブアニメーションの可能性」[2002.7.16]](../images/lecture3.gif)
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