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これは、映像が再生される画面です。注目してほしいのは、右の写真です。映像(QuickTimeムービーを採用している。)の枠が直線ではなく、ラフな感じに処理されています。徹底的に、幾何学的な要素を無くそうとしているのです。このような排他性は、この作品の随所に見られます。
あるプロジェクトで某代理店のディレクターから、こんな話しを聞きました。「絵画的な要素を取り入れたインターフェースを作成しますので、Flash は適していません。」要するに、以下のような表現ですね。ビットマップグラフィックを使うしかないので、あまりFlash を使う意味がない、と言うのです。
私は、部外者だったので、何も言いませんでしたが、その後、サーチエンジンを駆使して、海外のサイトを調べてみました。すると、かなりありました。有機的な処理を効果的に取り込んでいるFlash サイトが‥。ベクトルグラフィックの特性を理解した上で、Web仕様の表現に成功している事例があったのです。もちろん、ビットマップグラフィックも必要な部分に使用しています。 さらに、いろいろ調べていくと、Flash ともう1つ他のソフトを使っていることがわかりました。特別講義でも紹介した「Xarax」などの、ベクトル系グラフィックツールです。私も実際に試してみましたが、たしかに‥Flash だけで作成しようとしたら「有機的な表現は適さない」という判断になってしまうのかもしれません。”連携”という考え方の重要性がみえてきました。要点は以下の通りです。
講座でこのテーマを取り上げたのは、ベクトルグラフィックの世界を知ってもらうことですが、仕事としての需要も無視できないのです。「こういう表現をしたらデータが重くなる」「利用者にとっては使いづらくなる」など、さまざまな懸念がありますが、クリアできるなら是非やってほしいという仕事が、意外にあるのです。 今日、「Flash + もう1つ他のソフト」の”もう1つのソフト”として選んだのは、「Expression 2」です。機能、価格、Flash との相性など、入念に検証して決めました。次のページから、具体的な解説をしていきたいと思います。 * |
![第1回「ベクトルグラフィックスの不思議」[2002.4.22]](../images/lecture1.gif)
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